導入事例

CASE STUDIES
総支配人 兼 クリーン事業責任者 大杉 青紗 様

清掃2名からスタート。
いまでは現場判断まで任せられる存在に

清掃2名からスタート。
いまでは現場判断まで任せられる存在に

ワットホテル&スパ飛騨高山
総支配人 兼 クリーン事業責任者 大杉 青紗 様

この記事のポイント

  • 清掃2名から始まった特定技能人材の受け入れが、現場の中核ポジションを担うまでに
  • 訪日ゲスト約7割のホテルで、多言語対応が接客の質を支える
  • 特定技能外国人の活躍が、日本人スタッフの働きやすさまで変えた

特定技能人材の受け入れから約2年で起きた大きな変化

「正直、想像以上でした」

そう振り返るのは、岐阜県・飛騨高山でホテルと清掃事業を率いる、ワットホテル&スパ飛騨高山 総支配人の大杉青紗様。当初、清掃部門で2名の特定技能スタッフを受け入れるところから始まった取り組みは、現在では現場の判断を伴う業務を主体的に遂行できるまでになっていました。

訪日ゲストが約7割を占めるホテルでは、深刻化するホテル人材不足のなか、外国籍スタッフの存在がサービスの質の向上だけでなく、職場全体の働きやすさにも好影響を与えているといいます。実際に現場で起きた2年間の変化を伺いました。

Q1. 受け入れのきっかけは?

始まりは、清掃スタッフ2名から

大杉様:

私が支配人になる以前のことなので、詳しい経緯はわからないのですが、事業規模の拡大に対して、人材の確保が追いつかない。弊社の代表も、全国の旅館やホテルの現状を聞くなかで特定技能人材活用の検討を始めたのだと考えています。清掃部門で2名を受け入れたのが、最初の一歩でした。

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Q2. 特定技能スタッフの役割は?

訪日ゲストは約7割。鍵を握る「多言語対応」

大杉様:

飛騨高山は、市を挙げてインバウンド誘客に力を入れているエリアです。当ホテルでも、ゲストの約7割を外国人観光客が占めています。
外国人ゲストは口コミをきっかけに宿を選ぶ傾向が強く、口コミ評価と検索結果の掲載順位が、予約数に良い循環を生み出しています。その最前線でインバウンド対応の質を支えているのが、多言語対応ができる特定技能スタッフの存在です。

Q3. 受け入れて、良かったと感じることは?

日本人スタッフが笑顔で働けるようになった

大杉様:

英語が得意でない日本人スタッフにとって、フロントで英語対応を求められる場面は、小さくないプレッシャーでした。『英語で対応しなければ』という緊張が、接客の表情にも影を落としていました。
サービス部門に多言語対応できる特定技能人材がいることで、フロント業務を安心して委ねられる体制が整い、その緊張はほどけていきました。いま、日本人スタッフは以前より自然な笑顔で、お客様の前に立ってくれています。外国籍スタッフの受け入れが、日本人スタッフの働きやすさまで変えてくれた――現場で起きた、うれしい誤算でした。

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Q4. 受け入れ後、どのような成長が見られましたか?

任せられる仕事の幅が、確実に広がっています

大杉様:

受け入れ当初は、専門スキルの継承が進まず、どうしても“その人しかできない仕事”になってしまう、という気がかりが少なからずありました。
受け入れから約2年が経ち、あらためて現場に耳を傾けてみると、想像以上の変化が起きていました。2024年頃に清掃部門(ビルクリーニング分野)で受け入れが始まり、翌年の2025年にはサービス部門(宿泊分野)にも広がった特定技能スタッフたちが、現場の状況を見て自分で判断し、主体的に業務を遂行するまでになっていました。
正社員やパートを問わず、現場の中核を担うポジションに、彼らがすでに入り込んでくれているんです。スタッフ一人ひとりの力にもよりますが、今回来てくれたスタッフがとても優秀で、現時点で大きな課題はないと言ってもいいかもしれません。

Q5. 印象に残っている場面は?

「負けてられない」――真面目な後輩が、先輩を刺激する

大杉様:

特定技能スタッフの真面目さは、現場の空気そのものを変えています。丁寧な言葉遣いや、仕事への誠実な姿勢を間近で見た日本人スタッフから、『もっとしっかりしなければ』という声が上がることも少なくありません。
ある日本人スタッフは、丁寧な言葉遣いで接客するスタッフの姿に、『悔しいけど、負けてられない』と口にしていました。私自身、たまに背筋が伸びるほど真面目なスタッフがいます(笑)

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Q6. 今後の展望をお聞かせください。

スタッフには、幸せになってほしい

大杉様:

スタッフの中に、より上位の資格取得(特定技能2号)を目指して努力している人がいます。そうした人材がチームリーダーや各部門の責任者として活躍する日を、心待ちにしているんです。
働いてくれるスタッフには、幸せになってほしい。その思いを責任者たちに伝えて、次の世代の責任者が、また従業員に同じ考えを広げていってくれたら――そう願っています。
一人前に育てるために、時に丁寧な指導が必要な場面もあります。それでも目指す先は変わらず、『働きやすい職場』であること。国籍に関わらず、そこで働く一人ひとりに向けた思いです。

Q7. 最後に、私たちヒューマニックについて、率直な印象をお聞かせください。

定期的なコミュニケーションが取れる関係

大杉様:

ヒューマニックさんとは、人材をご紹介いただいた後も定期的にコミュニケーションを取っていただいています。スタッフの声や現場の状況を共有しながら相談できる関係があるのは、とてもありがたいですね。

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取材を終えて

清掃部門からの小さなスタートだった特定技能人材活用も、いまでは、フロントやレストランなどお客様と接する機会が多いサービス部門まで広がり、国籍を越えた切磋琢磨がホテル全体のサービス向上の一端を担っていると伺い、当社がお力添えできたことを嬉しく思います。
当社の特定技能人材紹介サービスは、紹介して終わりではない、続いていく関係。定着支援を含めた継続的な伴走で、人と人が支え合う「はたらく」の現場に、これからも寄り添っていきたいと思います。

ワットホテル&スパ飛騨高山 様の事例から見えてきたのは、特定技能人材の活用が単なる人材確保にとどまらないということです。
多言語対応の強化、現場力の向上、そして職場全体への前向きな刺激。
宿泊業界を取り巻く環境が変化する中で、特定技能人材は現場を支える重要な選択肢となっています。
宿泊業における人材確保や外国人材採用、登録支援機関選びについてお悩みの際は、お気軽にご相談ください。